蔵王の自然に囲まれて、四季の移ろいをたっぷり感じる子育て

木工の工房を営もうと移住先を探していたある家族は、「山の美しさが気に入って」蔵王町に決めました。3歳と生後3ヶ月の子どもたちがもう少し大きくなったら、家族で山登りをしたり、自然体験会に参加したり、雪遊びをたくさんさせたいと夢が膨らみます。首都圏から引っ越して来て「野菜の味がぜんぜん違う」と奥さま。子どもたちに伝えたいものが、手の届くところにあります。

子どもたちひとりひとりと向き合い、のびやかな成長を見守る

「先生方が子どもたちひとりひとりを本当によく見てくれます」と、子育て支援センターに来ていたあるお母さん。名前や顔だけでなく、その子の特徴も覚えているスタッフさんは、子育ての悩みをいつでも安心して話せる相談相手。「まだここに出て来られていないお母さんもいることを忘れず、寄り添っていきたい」と話す心強いサポーターが、蔵王町の子育て支援センターにはいます。

子どもたちのそばで、専門家が連携。顔を見ながら進める子育て支援

「蔵王町は保育料が安かったりおむつ券があったり、子育て支援は手厚いんです。でもそれだけではなくて、お母さんたちの気持ちが楽になる、ほっとできる場を作っていきたい
と、子育て支援課の職員さん。課内に専属の保育士、保健師、栄養士がいて、机は子育て支援センターのすぐ横。子どもたちとお父さんお母さんの顔を見ながら、子育ての悩みに柔軟に対応できる体制を作っています。

1 NEWオープン!子育て支援センター

就学前のお子さんを思い切り遊ばせながら、大人もおしゃべりして息抜き。年齢別に手遊びや制作を楽しむクラスのほか、育児についての講習会や離乳食教室、一時預かりも実施しています。

2 乳児期に大助かり!おむつ券

赤ちゃんが生まれると、合計48,000円分(4,000円×12枚)の紙おむつ券がもらえます。必需品であり毎月けっこうな負担になる紙おむつ。これは助かると、大好評です。

3 助産師・保健師訪問

生後四ヶ月までの赤ちゃんがいるご家庭を助産師・保健師が訪問し、赤ちゃんの健康な発育をサポートします。育児に関する相談も伺います。

4 子だくさんを応援!すこやか養育助成金

第3子以降のお子さんが誕生したとき、最大50万円がもらえます。たくさんのお子さんを育てる素敵なご家庭の家計を応援します。

5 周辺市町より抑えられた保育料

保育所の保育料は所得に応じて7,000円〜36,000円。周辺自治体に比べ、最低額で約8割、最高額で約5割に抑えています。

6 18歳まで所得制限無しの医療費助成

子どもに怪我や病気はつきもの。いつでも安心してお医者さまに診てもらえるよう、すべてのお子さんに18歳までの自己負担金を全額助成します。

7 任意の予防接種も助成

任意接種のおたふくかぜ・ロタウィルス・インフルエンザの予防接種も1回1,000円で受けられます。また、大切な受験期の中学3年生のインフルエンザ予防接種は無料です。

8 困っているお母さんへの支援

ひとり親で12〜18歳のお子さんがいるご家庭には年額5万円を支援。多胎妊娠の方には妊婦健康診査の受診票を通常より6回分多くお渡しします。

子育ての風景

初めての子育ては、不安でいっぱい。お世話のしかたはこれでいいのか、赤ちゃんに不快な思いをさせていないか、余裕を持てない自分はダメな親なんじゃないか。そんな風にぐるぐると頭の中で考えながら、目の前の我が子と向き合う日々。すべての新しく親となる人が通る道です。
ところが残念なことに、隣近所との希薄な関係や、多人数を大人が管理しやすくするシステムの中で、孤独な子育てを強いられるケースも少なくないようです。
初めてだらけの中で奮闘しなくてはならないお母さんを孤独にさせず、ひとりひとりの顔を見ながらケアする子育て支援。蔵王町の子育て支援は、こんな理想を持っています。蔵王町で生まれたひとりひとりの子どもを大切にすることが、町全体の幸せにつながると考えるからです。

ある日、2歳の子どもたちのために開かれていた遊びのクラス。「毎回必ず参加しています。」というお母さんも少なくありませんでした。
「子どもがすごく楽しそうなので。先生に名前も覚えてもらえて、とても参加しやすいです。同じ年齢のお友だちもできました」。
子育て支援センターに訪れた子どもは、年齢別に色分けされた名札をつけます。
「スタッフだけじゃなくお母さん同士でも、名前とか、同じ歳のお友だちだってことがわかると、なんとなく話しかけやすいでしょう?

とスタッフさん。ささやかなことかもしれませんがきめ細やかな配慮です。
お昼休みで子どもたちがいなくなった時間、スタッフさんたちがテーブルを囲みます。
「あのお母さん、来てくれたけれどすぐに帰ってしまったね。」「今度気をつけて話しかけてみよう」。
ひとりひとりの状態をよく見て、気づいたことを共有します。こうした姿勢で望んでこそ、来た人が安心して過ごせる空間を作れると考えています。

蔵王町には、いろいろな地域から集まってきた女性がいます。
千葉県から半年前に移住した浦上香奈恵さんは、蔵王町の環境がとても気に入っているとのこと。
「自然に囲まれて暮らしながら、ちょっと大きなお買い物をしたい時はすぐに車で仙台にも行ける。都内の地下鉄をベビーカーで移動するのはとても大変だったので、便利だな、と思います。
自然を楽しむ子育てが、これからとても楽しみだそうです。
仙台から6年前に移住した牧野夏菜さんは、仙台の友達にも蔵王町での子育てを勧めているそう。「都会とは空気がぜんぜん違うし、果物が美味しい。家で子どもが大きい声を出しても気にしなくていいし、子育て支援課の人がひとりひとりをよく見てくれて、とっても話しやすい。安心して子育てできます」。年少、2歳、0歳の子どもたちと、楽しい毎日を過ごしています。

豊かな自然と、人と人との温かなつながり。シンプルですが、子育てにはそれが何よりの環境。
たくさんの子どもたちの笑顔を、お父さんお母さんたちと一緒につくっていきたいと願っています。